■環境保護対策委員活動内容

八重山の海に欠かせないサンゴ礁。
日本最大のサンゴ礁が広がる石垣島の海ですが、オニヒトデやレイシガイの食害、大型台風の影響などでサンゴ礁のダメージはとても大きく、また近年の観光入域客の増加から環境には大きな負荷がかかっており、今後、八重山のサンゴ礁の減少が危惧されております。しかしながら残されたサンゴたちが毎年産卵しそのサンゴの子供たちが新たに成長し復活再生の兆しが見られております。この環境を保護・保全を目的に協会員と協力し活動しております。

■環境保護活動として
・八重山環境ネットワークの活動に協力する。
八重山環境ネットワークは2002 年03月25日発足の、 行政・民間団体・個人活動家による日本の最南端八重山諸島の自然環境全般にわたる諸問題をテーマとしたネットワークです。

十一管区海上保安本部による沖縄クリーンコーストネットワーク(OCCN)とも連係して沖縄の素晴らしいサンゴ礁と島々の自然を見守り続け、未来に手渡す活動を目指します。
・石垣島3支部よりMDフェアー募金の寄付
・海岸清掃への協力及び開催

・オニヒトデ駆除事業
環境省・八重山漁業協同組合・竹富町ダイビング組合、そして八重山ダイビング協会員の協力を得て、八重山海域のオニヒトデ駆除を行っています。

オニヒトデ大発生は現在も今後も、各地のサンゴ礁と造礁サンゴ生息海域で起きます。陸域からのオニヒトデ大発生原因追及が今後の大きな課題です。 駆除に関しては様々な意見がありますが、私達の目的は「サンゴ礁保全」です。研究者のアドバイスを受けながらの駆除活動を継続中です。

・赤土問題への取組みの継続
南西諸島で社会問題となっている赤土汚染(土砂流出)によって引き起こされる海の環境破壊の問題を取り上げています。
現在のところまだ、赤土などの土砂とサンゴ礁の死滅やサンゴのポリプを食べるオニヒトデの異常発生との因果関係は科学的には実証されていません。 しかしながら、サンゴ礁の破壊と再生阻害の要因となっているばかりでなく、オニヒトデの大発生にも関係があると考えられる多くの状況証拠があり、これらの因果関係が具体的に科学的に実証されるまで放置できない事態です。
 

・リーフチェック等環境保護活動を組み込んだ誘客事業の検討
リーフチェックは、国連の世界サンゴ礁モニタリング・ネットワーク「地域社会に根ざした」 調査プログラムです。地域の人々がサンゴ礁を監視する方法を手助けし、サンゴ礁が持続可能な方法で管理されるよう 必要な情報を提供する数少ないプログラムです。リーフチェックに参加することは、人々の姿勢を変え、サンゴ礁が回復困難と なるようなダメージの進行を遅らせる最も良い方法です。サンゴ礁の危機に対する数少ない解決策であるリーフチェックのプログラムを用いて、誘客事業を検討しております。

・石西礁湖自然再生協議会会員 http://sekiseisyouko.com/szn/
我が国を代表するサンゴ礁生態系である石西礁湖は、漁業や観光など地域経済を支える存在であり、多くの人が活動する場となっています。
その石西礁湖が、赤土流出などの陸域からの環境負荷、高水温等による白化、オニヒトデの大量発生等により、撹乱を受け、大きく衰退していることから、「かつてのすばらしい石西礁湖のサンゴ礁を取り戻したい」、「もっと美しい海を見てみたい」、「サンゴとともに生きる地域をつくりたい」という熱い思いを持った、地元住民、市民団体、漁業や観光関係の団体、研究者、行政機関など多様な主体が集まり、石西礁湖自然再生協議会が平成18年2月に発足しました。 協議会では、まず、石西礁湖の自然再生に向け、どのような目標に向かって進むべきか、どのような活動をすべきか、それぞれの構成員ができることは何か、などについて議論を行い、平成19年9月に「石西礁湖自然再生全体構想」をまとめました。
現在は全体構想に基き、目標実現に向けた活動の実施について意見交換を行っています。

八重山ダイビング協会・環境対策委員長
田渕直樹(マリンサポートブルーナ