沖縄県石垣市にある石垣島は、沖縄本島からは飛行機で50分ほどの場所にある島です。 沖縄県の中でも3番目に大きい島で、島の中央やや北にある標高 525.5 m の於茂登岳は沖縄県の最高峰となっています。
美しい自然とリゾート施設が整備されたこの島は、観光客でにぎわう沖縄県の中でも屈指のリゾート地となっており、八重山列島の政治・経済・教育・交通などの中心地でもあります。
県庁所在地の那覇市からは南西に410km離れており、その距離は東京都から岐阜県までに相当する一方、台湾とは270km程度しか離れておらず、地理的には日本の大半の地域よりも台湾に近いということになります。
気候は年間を通して温暖であり、年間平均気温は24.3℃、一番寒くなる1月でも18.6℃もあります。このためマリンスポーツをはじめ様々な遊びが一年中楽しめる環境となっています。その一方でリゾートホテルやショッピングモール、飲食店も充実しているので、自然を楽しむアクティビティだけでなく、ショッピングや沖縄料理などを楽しむことができるのも大きな魅力となっています。
「アクセスに関して」
沖縄県外から石垣島へのアクセスとしては、現在は飛行機を利用するしかありません。本土の主要都市から石垣空港へ直行便で行く方法と、那覇空港で飛行機を乗り継ぐ方法、那覇までフェリーで向かって那覇空港から石垣空港まで飛行機で行く方法のいずれかになりますが、出発する都市からの直行便の有無や所要時間などをチェックして最適な方法を探してみてください。
「気候に関して」
ハワイのホノルルと同じくらいの緯度である石垣島は、1年を通して比較的過ごしやすい地域ではありますが、年中TシャツでOK!というわけではありません。訪れる季節に合わせた服装をご準備ください。
春(3〜4月)
春になると平均気温は20℃を超えるため、日中は長袖・半袖Tシャツに短パン、サンダルといったスタイルでも過ごせるようになります。ただし夜になると若干ひんやりするのでカーディガンなど薄手の羽織れるものを持っておくと良いです。そして石垣島にはスギの木がありませんので、花粉症の人にはとても過ごしやすいかと思います。
梅雨(5〜6月)
5月中旬頃から石垣島も梅雨の時期に入ります。気温は30℃近くになりますが、本土のジメジメした梅雨とは違って雨が上がると湿気はあまりなく、比較的過ごしやすく感じられます。雨はしとしと降るのではなく、バケツを空からひっくり返したように大粒の雨が1時間ほど続くと、また晴れ間も見えるといった降り方ですので、梅雨といっても決して悪い季節ではありません。6月下旬からは本格的な夏空が広がり暑くなりますので、梅雨明けまでは春と同じような服装、梅雨明け後は夏(下記参照)と同じような服装で良いと思います。ちなみに雨が降ってしまった場合でも、石垣島では雨具が簡単に手に入りますのでご安心ください。
夏(7〜9月)
多くの人が石垣島に期待する南国ムードが訪れるのはこの時期です。強い日差しが降り注ぎ、ちょっと散歩しているだけですぐに日焼けするほどですが、本土のように40℃以上になったりすることはありません。この時期はタンクトップや半袖Tシャツ、短パン、サンダルといったスタイルで1日過ごせます。とにかく日差しが強いので、サングラスや日焼け止め、カーディガンや薄手のジャケットなどの日焼け対策グッズが必要です。1年で1番陽が高く上る季節ですので、20時頃でもうっすら明るいというのも特徴です。
秋(10〜11月)
少し気温が下がりますが、20℃を下回ることはあまりありません。春先同様、羽織るものや長ズボンを用意しておくと良いかと思います。また、8月から10月にかけて台風が接近する頻度が高くなりますので、天気予報はこまめにチェックしましょう。
冬(12〜2月)
気温が一桁台になることはないとは言え、冬場は北風が強く吹く日が多く体感温度が下がり肌寒く感じますので、この時期に訪れるならセーターや厚手の上着を持って行っておくといいと思います。他の季節に比べて雲が広がりやすくなり日照時間が短くなる傾向があります。