東海岸エリア
北風、北うねりに強く、主に冬の時期に市内ショップが利用するポイントエリアになります。 冬場に利用する事が多く、ウミウシ探しはもちろん、ケーブあり水路ありと地形が面白いポイントが多くあります。
太平洋側のポイントですので海の青さが全然違います。また外洋なので大物と出会える確率も高く、ソフトコーラルの群生が見事! ウミウシ類、キンチャクガニ、甲殻類なども豊富です。


名蔵湾エリア
北からの波やうねりが入りにくく、冬場でも比較的静かなエリアです。
湾内のポイントになるのでサンゴ、お魚の種が豊富です。
内湾を好む魚・幼魚をじっくり観察・撮するのにはお勧め。 深場は砂泥地なのでドロハゼ類が見られる。
名蔵湾全体が日本最大の沈水カルスト地形として注目されているエリアで、ギネスブックに認定されるほどのコモンシコロサンゴの巨大な群生ポイントがあります。 また、川平エリアのお店も冬時期には利用するなど、多くのダイバーが潜るエリアになっています。



大崎〜屋良部崎〜御神崎エリア
●大崎
多種多様で見どころの多いポイント。
ウミガメに高確率で出会える為、ビギナーさんも楽しめ、そのうえマクロも豊富で、沖縄らしいアカネハナゴイやキンギョハナダイの群れる姿にカメラはもちろん、動画も回したくなります。
季節ごとに観察できる生物が入れ替わりますので、何度潜っても新しい出会いがあります。
春には、コブシメの熱烈な求愛とメスをめぐる激しい争い、その横では愛らしい
幼魚がたくさん見られ、夏から秋にかけては魚の数も一段と増えます。 冬には、水面付近でマンタの豪快な捕食シーンに出会える事もあります。




● 屋良部埼
ダイナミックな地形と大物でダイバーをうならせるポイントです。
イソマグロやバラクーダなどの大物好きのダイバーには流艇の迫力あるダイビングが満喫でき、時にはマダラトビエイやマンタが見られるかもしれません。

近年、屋良部崎沖海底遺跡と呼ばれる場所が発見され、琉球王国時代(17~19 世紀、日本では江戸時代)に沈没した船のアンカーや陶器などのものだと考えられる四爪鉄錨と壷の集積が分布する遺跡が見つかっています。

● 御神埼
地形派ダイバーに大人気のポイント。
観光名所でもある石垣島最西端の御神埼灯台の周辺で、もちろん灯台の真下も潜れます。
夏の晴れた日には太陽の光が岩の割れ目から差し込み、ゆらゆらと揺れる光のカーテンが現れます。 その光の中を泳いで行けば、身体中「に光のシャワーを浴びているような感覚になり、写真を撮る側も撮られる方も、幻想的で非日常な感覚を味わうことが出来ます。



川平エリア
●石崎マンタポイント(マンタスクランブル・マンタシティ)
世界屈指のマンタ遭遇率を誇る石垣島のマンタポイント。
「マンタスクランブル」「マンタシティ」をメインとしたマンタ目当てで潜れるポイント点在し、最近になっても新たにマンタが寄ってくるポイントが発見されています。
水深も浅く、流れも弱いのでスノーケルや体験ダイビングでも気軽にマンタに会いに行けます。
なぜこんなにも多くのマンタが集まるポイントがあるのかは現在でもはっきりとわかってはいませんが、潮の流れ、水中の形状等いろいろな理由が重なり集まってくれているのだと思います。
水中ではクリーニングステーションといわれる根が多数あり、その根の周りをグルグルと回る(ホバーリング)することによってそこに住むベラに寄生虫や古い角質を取ってもらいます。なのでクリーニングを始めたマンタを長い時間じっくりと観察することが可能!

シーズンは5月頃より風が落ち着き始めるのでポイントへ行くことができます。ベストシーズン(マンタの個体数が多いといわれる)が9月、10月ですがこの時期は台風や北風に変わり始める時期でもありますので、ポイントへ行ける確率は下がっていきます。11月頃からは北風が吹く影響でポイントへ行くことが難しくなります。
マンタ マンタと記念写真

●荒川〜吉原
陸から200~300程離れると20~25mほどまで落ち込んでいるポイント。
砂地がとても綺麗で、ジョーフィッシュ、チンアナゴ、エイなど人気の生き物が見られる。さらに砂地に点在する根にはエビ、カニなどの甲殻類やタテジマキンチャクダイの幼魚などカワイイ生き物がたくさん登場し、白い砂地を華やかに彩ります。
ダイナミックな地形のポイントも存在し、スイムスルーへの入り口が大きく口を開けています。夏季にはスカシテンジクダイ、キンメモドキなどの小魚がスイムスルーの中を前が見えないほど埋め尽くし、差し込む光でキラキラと光る光景は幻想的で圧巻の一言!
浅場ではサンゴがキレイな場所が多く、アオウミガメにも高確率で出会えるポイントもあります。休んでいるアオウミガメを驚かせたりしないためのルールもあり、それらのルールを守っていればすぐ近くまで行くことも可能です。
グルクマの群れカクレクマノミ

●米原沖wリーフ
米原ビーチの沖合に広がるリーフの周辺にダイブサイトが多数あり、サンゴ、生き物の種類が豊富で、浅く平坦な場所も多いのでスノーケルや体験ダイビングにも最適のエリア。1面に広がるサンゴの上をデバスズメダイやキンギョハナダイなどのカラフルな魚達と一緒に泳いでいるだけで癒されます!
またガレ場ではエビ、カニなど珍しい生き物を探したり、カメラでじっくり撮影したいというリクエストにもお応えできるオールマイティさで川平周辺でもおすすめのダイビングエリアとなっています。
サンゴ サンゴ
ホヤ

●川平湾内
外海から細い水路でしか繋がっていないので、外海の波が高い時でも安定して潜ることができるエリアで、透明度こそ良くないですが、実は川平湾は知る人ぞ知る生物、特に珍種・稀種の宝庫で、ここでしか見られない生物を求めて、外海が穏やかな日でも川平湾内をリクエストするダイバーも多いです。
オイランハゼ


北部エリア
●伊原間・野底・伊土名(広大なサンゴ礁に囲まれたインリーフ)
年間を通して安定して潜ることの出来る海域で、水深も比較的浅く、初心者ダイバーにも優しい海域です。 多種の生物が観察出来、豊かな北部の海を感じることが出来るポイントが多数存在します。
スカシテンジクダイや、キンメモドキの群れる根や、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウなどのハゼの生息環境も充実。カエルアンコウ種やタツノハトコ、藻場を隠れ家に暮らす生物が豊富な海域でもあり幅の広い楽しみ方が出来ます。

●野底・伊原間・明石・久宇良(サンゴ礁の外側 アウトリーフ)
石垣島北部と言えば、元気なサンゴ達。
外洋の栄養豊かな場所が多く、密度濃く、群生するサンゴ達は必見です。
安定した透明度と心地よい潮の流れで、回遊魚(マグロ・バラクーダなど)狙いのポイントも多いく、また、水深20mほどから、立ち上がるドロップオフの隠れ根が多く点在しており、キンギョハナダイの群れ、ハナゴイの群れを代表とする魚影の濃い生物層が見どころです。
 
●石垣島最北端の平久保灯台海域
伊原間港から北へ約20分。石垣島最北端の地。 緑鮮やかな牧草地が広がる島の雰囲気を感じながら、北部海域一の魚影と魚種の海が広がるこの海域へ行ってほしいと思います。
カスミチョウチョウウオの白と黄色を主に、ハナゴイの紫、オハグロハギの黒、マグロの銀や、イソバナの赤、ウミシダの橙や黄緑。 生物の色の多さに驚く極上の世界を堪能して頂きたいです。
 
●平久保灯台から見えるマリンブルーの海域 平野
主に様々な形をして生きるサンゴ達の種類が多く、サンゴの森へ迷い込んでしまったような独特の世界が広がる海域です。
世界一のリュウキュウキッカサンゴや、ユビエダサンゴや、巨大に並ぶ、ハマサンゴは必見。


●石垣島最北端の平久保灯台を超えた太平洋の海域
風向きにより、なかなか踏み入ることの出来ない海域だけに憧れの海域と噂される海域です。
東シナ海の穏やかな青から、黒潮の入る深い蒼を感じることができ、確実と言っていいほど、サメとの遭遇が高く、大型の魚種が生きる迫力の海です。




離島エリア(竹富・黒島、波照間、西表)
●竹富島
砂地に点在するパッチリーフにはテンジクダイやハナダイが群れ、人気のヤシャハゼ・ギンガハゼにも出会えるスポットがあります。名物となる〈じゃがいもサンゴ〉コモンシコロサンゴに群れるヨスジフエダイの群れは見応えがありますよ。

地形を楽しめるポイントやイソマグロ、バラクーダを狙っての大物ポイントもありバリエーション豊富に楽しめます。




●黒島・新城島
黒島の西側は、水深5Mの砂地が広がり〈黒島ブルー〉と呼ばれる優しい海のコントラストが特徴。点在する根にはスカシテンジクダイやキンメモドキが群れ人気のカクレクマノミや甲殻類、ウミウシと生物も豊富。ソーダー水の中にいるような明るい水中景観に魅了されるダイバーも多数。

島の南側は雰囲気がガラリと変わりダイナミックな地形スポットになります。地形の天井から差し込む太陽光がゆらゆらと降り注ぐ〈光のシャワー〉は、とても幻想的です。リーフ沿いではアオウミガメやネムリブカにも出会えるチャンスあり!冬〜春〈12月〜3月〉頃はマンタの摂餌シーンに遭遇する確率が上がり、水面に浮かぶマンタや水中で遭遇する機会も増えマンタ好きにはたまりません。マンタに会いたいダイバーはぜひこの時期に来島計画を立ててみてはいかがでしょうか。



新城島〈パナリ〉エリアの西側は白砂癒しポイントがあり竜宮城を連想させるパナリ竜宮の根は真っ赤なイソバナの周りにスカシテンジクダイ、キンギョハナダイが舞いただ眺めているだけでも幸せな気分にさせてくれます。マクロも充実しておりマクロ、ワイドのカメラをお持ちのダイバーさんに人気のスポットです。

また近年、新城島にマンタポイント「パナリビックコーナー」が発見され注目度が高まるエリア。砂地、地形、大物とバリエーション豊富に楽しめるエリアです。



●波照間島
日本の有人島の中で最南端に位置する波照間島。

透き通った蒼い海は〈波照間ブルー〉と呼ばれ40M先が見えるであろう抜群の透明度は国内トップクラス。

水深20Mの白い砂地にダイバーの影が映り点在する根にはテンジクダイやハナダイ系が舞い踊り、その景観を眺めているだけで極上の癒しを与えてくれます。
また、石垣島から波照間島への遠征は、天候・海況に恵まれたコンディションの時だけの限られた条件をクリアした時でないと行く事が出来ない特別な波照間島への遠征が叶ったダイバーはとてもラッキーと言えるでしょう。